〇内容〇
おばあちゃんが認知症になる話です。
最初は、飼い犬に餌を何回もあげちゃうところから始まります。どんどん病気が進行して、花が好きなことから、お隣のお庭のお花を泥だらけになってちぎったり、枯れ葉をお茶っ葉と間違えたりします。
そんなおばあちゃんを受け止めることができない「つばさ」の心情が素晴らしく上手に記載されています。
最後は社会問題となっている「夜間徘徊」まで描かれています。
綺麗事ではない、認知症の姿がしっかりと描かれています。
心配するつばさが偶然みつけたおばあちゃんのメモ書きに、私も泣けてきました。
最初は、「こんな大人でも受け止めることができない内容が、低学年の課題図書？」と思いましたが、祖父母が大好きな子も多いと思います。
この本で、祖父母への思いを認識できるような内容になっています。

〇お薦めしたい子〇
小学校２年生！！
１年生はちょっと難しいかもしれません。

〇お薦め度〇
★★★☆
私的には★４つにしたいところですが、一年生はちょっと難しいかな？

〇子供の感想〇
大人も読んでほしいと思う内容でした。
子供は、「どうしておばあちゃんは忘れちゃうの？」と何度も聞いてきました。
ん～。大人でもこれは理解するのが難しいんだけどね。

〇内容〇
主人公は犬のサスケです。
飼い主サチコさんに通学途中の小学生、そして同じ犬やネコやその飼い主ニンゲンが登場します。
飼い主サチコさん以外は心を開かず、自分の言葉が分からないと小学生を馬鹿にしたり、他のニンゲンや犬と交流をしようとしませんでした。
しかし、サチコさんが留守にしている間、サチコさん以外の人から親切にしてもらい、心を開いていきます。
他人との関わり方が学べる一冊です。
文字数は多いですが、１年生でもサラッと読めると思います。

〇お薦めしたい子〇
１年生でもお勧めです。
絵本から児童書へのステップアップにも最適です。

〇お薦め度〇
★★★★

〇子供の感想〇
ちょっと俺様気取りなサスケが面白かったようです。
ちょっと分厚いかな？とも思いますが、文字も大きく内容が面白いのでサラッと読めると思います。

〇内容〇
ワニの一族のアランはジャングルでみんなを怖がらせるために、色々なお手入れをしています。
特に凄いのが歯のお手入れですが、その歯は入れ歯という秘密が・・・。
入れ歯には拍子抜けしました。
そして、その入れ歯がジャングルの皆に見つかってしまい、今まで意地悪されてきた仕返し？にとジャングルの皆が自慢の入れ歯を隠してしまいます。
うちの子は最後のページで大笑いしていました。
純粋に面白いです。

〇お薦めしたい子〇
どんな子でも楽しめると思います。

〇お薦め度〇
★★★★

〇子供の感想〇
アランは意地悪だから、歯を隠されちゃったんだよ。
でも、最後は反省して仲良くなったけどね。

まあ、低学年ならこんな感想でしょうか。
全く子供のいう通りです。
話も単純明快です。

〇内容〇
鳥が大好きなベルレプシュだんしゃくが森のあちこちに巣箱を作った話です。
ただの巣箱を紹介しているだけではなく、環境問題に結びつけているところがまたこの本の良い所だと思います。
ハマキムシの大量発生で森が枯れてしまったのに、ベルレプシュだんしゃくが設置した巣箱がある森だけは、鳥がハマキムシを食べていたから枯れていなかったのです。
その話が、世界中に広がり巣箱が設置されることになったようです。
最後に、鳥や動物たちの安心して住むことが出来る環境を壊さないで！！と訴えています。
ノンフィクションです。
〇お薦めしたい子〇
１年生・２年生で自然が好きな子

〇お薦め度〇
★★★★
子供でも読みやすいです。

〇子供の感想〇
ＮＨＫ「ダーウィンが来た」「プラネットアース」など生き物や自然科学が好きな子なので、「動物だって鳥だって居心地のいい家が必要なんだ」と言っています。
ただ、生態系のバランスについては、深く理解は出来ていないようです。
これから、理科を学ぶ上でもいい絵本です。

〇内容〇
主人公えみちゃんとくろねこのどんのやり取りが主です。
雨・晴れ・雪・晴れの日と２人のやり取りを通して、子猫だったどんが結婚するまでつづっています。
物語自体が単調で、えみちゃんとどんが会話できるところが、面白いところ？なのかもしれません。

〇お薦めしたい子〇
猫が好きな子？

〇お薦め度〇
★☆☆☆

〇子供の感想〇
なかなか最後まで読もうとしません。
それが答えなのかも？しれません。
子供が動物好きではないのも、理由の一つかな？

母子家庭であるあいりのお母さんの口癖
「切りかえが早いのが、あいりのいいところでしょ」
問題にぶち当たっても、この言葉を思い出して、上手く切り替えて対処していく。
そんなあいりの行動も面白いです。

そして、ナーミン一家がどうして日本に来たか、難民地図を元に説明されていきます。
大人でも考えされられる内容でした。

〇お薦めしたい子〇
どんな子でも楽しめます。
そして、低学年から中学年へステップアップするには、ちょうどいい本だと思いました。

〇お薦め度〇
★★★★

〇子供の感想〇
転校生が外国人って凄いし、学級委員を転校してきた日本語もままならない子がやるのも現実的ではない。
そもそも、引っ越しの荷物が何もなかったのがビックリした。
クラスの発表会でバカンダンスが大成功して、ナーミンもクラスに馴染めたのが良かったと言っていました。
自分もバカンダンスを踊ってみたくなったようです(笑)。
親としてはそこ？って感じでしたが・・・。

〇内容〇
ウィリアムは小さい時に髄膜炎にかかり、耳が聞こえなくなりました。
耳が聞こえなくても、野球を愛する気持ちから、一生懸命練習をして大リーガーになった実話です。
耳が聞こえないため、三振になったことがわからなくて選手だけではなく観客からも笑われても、乗り越えていくところはとても読み応えがありました。
〇お薦めしたい子〇
野球好きな子、スポーツを一生懸命に頑張っている子

〇お薦め度〇
★★★☆

〇子供の感想〇
耳が聞こえなくても、野球で成功したのが凄いと言っていました。
野球をやっている子ではないので、感想はこれだけでした。

〇内容〇
食べ物を干したらどうなるのか？
写真付きで紹介されています。
干すことによるメリットも合わせて説明されていて、読み終わると「自分も干してみたい」って思えるような内容です。

〇お薦め度〇
★★★★

〇子供の感想〇
干すとどうなるか面白かったようです。
そして、「自分も干してみたい」と言ってきました。
親としてはやっぱりの展開です。

〇内容〇
お隣の将棋友達である麻子さん(おばあちゃん)の孫である真中さんが引っ越ししてきて、主人公の環境がガラリと変わってしまう話です。
真中さんは曲がったことが大っ嫌いで、いわゆる女の子特有のトラブルもズバズバと正論で返していきます。
大人が読んでもスカッとします。
そして、最後に真中さんから主人公拓ちゃん(チキン)のランドセルにそっと入れられたお手紙はグッとくるものがあります。
真中さんの辛い過去もあり、読み応えがあります。

〇お薦めしたい子〇
どの子でもお勧め。
特に女の子のお友達関係が難しくなってきた５・６年生女子にお勧め！！！！
そして、チキンな子にも♪２学期ちょっと変わるかも？
〇お薦め度〇
★★★★

〇子供の感想〇
チキンの駄目っぷりが面白い。
真中さんがかっこいいと言っていました。
確かに～。
さらっと読めてしまうと思います。

〇内容〇
素晴らしい本です。高学年の子は皆読んでほしい本です。
大人でもとても楽しめます。いきなりべた褒めですね。
主人公はタイトルのリアルではなく、アスカ。
そして、転校生のサジ。
この３人が主な登場人物です。
「審査員絶賛！講談社児童文学新人賞」を受賞しただけのことはあります。
文句なしで面白いです。
言葉の作りも最高です。
例えば、「リアル効果」「職権乱用」「バクロ」「スーパーリアル」
内容をほんのちょっとだけ。
リアルは学校で一番の人気者で、アスカは普通の子、サジはちょっと変わった子という設定です。
読んで間違いなし！！の本です。

〇お薦めしたい子〇
どの子でもお勧め。
高学年の子だけでなく、中学年でも読めます。
うちの２番目もケラケラ笑いながら読んだぐらいです。
本当に面白いです。

〇お薦め度〇
★★★★
★４つじゃ足りないぐらい(笑)

〇子供の感想〇
本当に面白かったようです。
何度読んでも飽きないかも？と言っていました。

〇内容〇
海外の作品です。
主人公ジェシーとフランはいとこ同士で、おばあちゃんの辛い過去を紐解いていく話です。
おばあちゃんの過去は、戦争時代のナチスドイツとイギリスが関係してきます。
最初と最後にジェシーが英語のハンター先生に現代のおとぎ話を書いています。
またそこが、ちょっと高学年の子には理解するのが難しいかもしれません。
ちょっと内容が難しいかもしれませんが、挑戦してみる価値はあります。

〇お薦めしたい子〇
読書好きな子なら読めるかな。

〇お薦め度〇
★★★☆
少し難しいので★３つ

〇子供の感想〇
難しいと言っていました。
文章量もグッと増えます。
ナチスドイツの話がまた難しいようです。

〇内容〇
義肢装具士の臼井さんの実話です。
義足を作る苦労、パラリンオリンピックに向けての義足づくり、そして、足を失った方々のインタビューが掲載されています。
本を読むまでは知らなかったことが沢山書かれていました。
臼井さんの義肢装具士になるまで、そして一人前になるまでの内容は子供でも何か感じることがあるのかなって思います。

〇お薦めしたい子〇
どんな子でもお勧めです。

〇お薦め度〇
★★★★

〇子供の感想〇
知らないことが多かったようです。
義肢装具士という職業についても知ることができて良かったと。
興味を持って読めていたようです。