なぜ毒親・ダメ親・バカ親・過保護な親になってしまったのか?

公開日:2019年11月27日

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ある方から以下のようなコメントを頂きました。

「なぜそんな駄目親になってしまったのか?みんな考えないよね~」

すみません。
この流れのいきさつは、一つ前のコメントを確認してみてください。
ここで書いて検索で引っかかってしまうのはよろしくないので。

我が家は上から中1・小5・小3と3人います。
このサイトでも、「こんな親は間違っている」なんてカテゴリを作ってますが、周りに毒親・ダメ親・バカ親います。
私と正反対の考えの方は、私のことをダメ親だと思っているかもしれません(汗)。
良くも悪くも多様化しているのだと思います。

前にも書いていると思いますが、我が家は学区に拘ったので教育熱心な親が多いです。
私も十分に教育熱心だと思いますが、周りの教育熱心な親と決定的に違う点があります。

子供をぬくぬくと育てる気はさらさらない

「我が子可愛さで、叱られたり困ったり失敗する経験を回避しようとする親」
って多くないですか?
そのために何でも用意してあげる!!
毒親・ダメ親・バカ親・過保護になってしまった理由はこれだと思っています。

初めて全統小を受け、マークシートの記入の仕方をいちいち塾が丁寧に教えてくれたことに、こんなコメントが書かれていました。

受験生はお客様?これでは子供が平和ボケしてしまうと怖くなりました。
骨抜きにされないよう、息子にはサバイバル生活を続けてもらいます。

無料の模試なのに、至れり尽くせり。
お子様はお客様です。
これ、
「マークシートの仕方が分からなかったから、とんでもない点数を取ってきた。」
と苦情がこないよう、口コミでマイナス面が書かれないよう、塾側の防衛もあると思います。
勿論、なるべく実力を出し切ったデータを集めたい目的も当然あるでしょうが。
「当たり前」と思う感覚だと、もうお客様扱いに麻痺していますよ。

まあ、楽しけりゃいい感覚で習わせている習い事が既にお客様扱いですからね。
麻痺するのも当然です。
うちの子達ですか?
コーチに毎回叱られています。
勿論、良かったら褒められてはいるようですが。
圧倒的に叱られていることの方が多いでしょう。
基本的に小学校だと、叱られるのは圧倒的に男の子が多い。
うちの男どもも当てはまります。
問題は女の子。
うちの場合、学校ではガッツリ叱られたことはあまりないようです。
大抵がこれ。
「先生の勘違いで叱られた。叱られそうになった。」
しかし、スポーツではよく叱られています。

学研・お習字・スイミング・体操教室・スポーツ、高学年からは塾へ。
子供が困らないよう、習い事で解決していたのでしょう。
学級委員もやり、女の子にモテモテ。お友達もたくさん。
何でも出来ると有名な子が6年で同じクラスになりました。
・勉強
・英語
・体育(習ってないスポーツ)
・音楽
・家庭科
・ディスカッション
・先をよんで行動する力
などがことごとくうちの子に負けてしまう。
「何をやっても勝てない」と直接言ってくるように。
絵に描いたような優等生は次第に手を出すようになり、数回擦り傷を作って帰ってきました。
これはマズイと思ったのでしょう。先生から双方の家に連絡が入り、相手の親から謝罪連絡がありました。
今まで順風満帆だったのが、愚息によってメッキが剥がされたというわけです。
愚息からは、やられた時に傷を見せられていたので数回やられたことを知っていましたが、この親は1回だけだと思っていたようです。
やっぱりね…。謝罪電話で発覚しました。
この親は可愛い我が子が黙っていたことに一番ショックを受けたのではないでしょうか。
先生から電話がなかったら、自分のやらかしは無かったことになっていたはず。
我が子の謝罪なんて人生初だったと思います。
私も「うちの子もいけないところがあるので…」と言って電話を切りました。
あ、これは本音ですよ。
この子のその後が気になりますよね。
反抗期もあり、ごく普通の親と同じように手を焼いているようです。
ちょっとその話を聞いたとき、ホッとした気持ちになりました。

ピアノが上手い子がいます。
オーディションも突破し、伴奏をゲット。
伴奏の子だって歌のテストはありますからね。
“音楽に精通していると思っていた”ので、歌声をとても楽しみにしていたようです。
しかし、その子は歌のテストで全く歌わなかったようです。
「伴奏だから歌は関係ないと思っていて、歌詞を覚えてなかったんじゃない?」
何だそりゃ。嘘でしょ。
この子、どうやら習い事もビッシリなようですが、歌だけではなく他の苦手なことも逃げちゃうタイプっぽいです。
歌や他の苦手なことも習うつもりでしょうか。

最近、もっと上をいく子に出会いました。
ちょっと前にコメント(〇〇〇〇〇会)で書いています。
勉強だけではダメなんだよ~と 分かったような事を言う。
私もうんうんと頷く。言い分は正しいのです。
親からの話を通してしか分かりませんが、反抗期も全くない。
「凄いね~。流石だね~。」しか言わせないような子です。
一方、うちは高校受験コース。習い事なんてご存じの通り。
この親、何も知らないのね…と見下されているのがヒシヒシと伝わってきます。
そもそも、小っちゃいときから機械学習やら〇〇〇〇〇会やらに外注している時点で、なんちゃって教育熱心な親なんですよ。

T大卒夫の考えは以下の通り。
・機械学習やら〇〇〇〇〇会やらやらないよりはやるようがいいが、習い事で完璧にやっていけていると思う時点でもうダメ。
→実際に思っているかどうかはわからないけれども。
・そんなの世の中に出たら、違うことばっかり。
・違うことも全て習い事で経験させることが出来ると思うなら、時間とお金をつぎ込めばいい。
(所詮、そんな力はない。)
・苦労なく全部準備されたカリキュラムをこなしている。まさしくいいとこどり。準備するところからが大変なのにね。
・自分たちで学んでやっていく。試行錯誤。回り道。子供の時に経験すべきことを親が摘み取ってしまう。

AIで新たに生まれる職業の一つにデータサイエンティストがあります。

1.分析するためのデータを整える
2.整えられたデータを分析ツールにかけて処理をする。
3.分析結果を元に戦略を立てる。
こんな感じでしょう。

上記の話に戻ると、
1.の大変な作業をやらず、2.から参加して言われた通りポチっと押して出来た!で終わり。
表面的に繕っている親は、2.しか見えてないのではないでしょうか。
今はこんな親がうじゃうじゃいるはずです。
冗談抜きで、月10万もあれこれと習い事にかけている場合じゃないですよ。
子供の教育を手っ取り早く成果を上げようとすること自体が危険だと思います。

止まらなくなりました(苦笑)。
本当にあった他の事例をご紹介します。

宿題が何だったのか?連絡帳に書いてこなかったらどうしますか?
まさか、親が学校やお友達に聞いてませんよね。
自分のことだよね。自分でやらせましょう。

学校に忘れ物をして帰ってきたらどうしますか?
まさか、親が一人で学校へ取りに行ってないですよね。
自分のことだよね。自分でやらせましょう。

図画工作の材料ってどうしますか?
箱と包装紙を準備してくださいと言われて、包装紙でラッピングされた箱を持って行ったりしないですよね。
授業中は一体何をすればいいですか?
組み立てるだけですか?
本当、謎です。

出来ない子に合わせろと主張する親。
ずっと住んでいたのだから、学校までどれだけ歩かないとたどり着かないか分かっていたはずだよね。
歩かせず、自転車や車がスタンダード。
これで速いと文句言われても…。
歩くことだけではなく、他のことも基準が我が子なのでしょう。
周りと比較しても、出来ない度がどんどん開いているようです。
想像通りです。

毒親・ダメ親・バカ親・過保護な親はこれからもどんどん増えていくでしょう。
我が家もまた気を引き締めてやっていきます。

総論

1か月前に末っ子がオンブバッタを見つけて大はしゃぎ。
親はどんどん衰えていきます。
図体がデカくなった我が子をいつまでもおんぶすることなんて出来ませんからね。
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なぜ毒親・ダメ親・バカ親・過保護な親になってしまったのか?」への48件のフィードバック

  1. ザリガニ

     管理人さん、変なことを書いたのにフォローしてくださってありがとうございます。

     ちょっと言葉が足りないところがあったので、補足します。
    色々自分なりに調べたかぎりでは、中学受験の失敗の大きな要因は親の過干渉です。
     典型的なパターンとして、親が学習内容をすべて指示。分からない問題は手取り足取り。それでもやばいと、ダブルスクールや家庭教師。その結果が低学年の神童が伸び悩み。。。
     そこで、その反対をやろうと考えました。単純(笑)
     土台は親が作り、塾に入ったら完全にお任せ。予習は一切なしで宿題のみ自分でやらせる。一応Nのオススメスタイルなのですが、世間の熱心な人はどうしても手を入れてしまうようです。。。
     自分がちょっと世界を垣間見た限りは、中学受験は早く大人になった(自立した)人が勝ちってゲームみたいです。

    返信
  2. 匿名1

    おはようございます。
    12月1日に1月に多数が受験をするお試しで有名な上位中学の推薦入試を受験しました。合格したら絶対に入学しなくてはいけませんが、どうせ受かるわけないだろうと思い(万が一合格しても通うのに2時間はかかります)、模試のつもりで受けさせました。結果は不合格。倍率は24倍だったようです。合格する子は合格するのねと思いました。
    まさかまさかの得点源の理科が撃沈でかなりショックを受けていましたが、このままではまずいと思ったらしくスイッチが入りました。自分で生物のテキストを引っ張り出して塾ではなく自宅で無言で勉強をし始めました。私はもう用済みのようです。
    不合格経験はありがたいですね。痛い目に遭わないと学習しないことも多いです。
    今の小学生は不合格、レギュラー外しにならないよう親が先手を打つシチュエーションも多いですが、人生の初期に成功体験、失敗体験両方経験しておくと今後の人生において有利になるような気がしました。ちょっとやそっとのことではへこたれないでしょう。親が失敗をする経験を奪ってしまうとひ弱な人間が出来上がりそうです。
    今回のことで一番驚いていることはもう女の子のことなんか見ていないことです。あんなに女の子女の子言っていたのにどうしたんだ!?見ているのは目の前の受験のみ、私に頼らないで自分でやっている、もうこれだけで十分だと思い、うれしくて涙が出てきました。バカ親ですみません。決戦は2か月後なのに。
    子供って成長する時は周りも信じられないほど一気にグッと成長するものなんですね。

    返信
  3. こんにちは。

    お疲れさまです。
    今日はマラソン大会だったそうです。

    去年の成績は2位。。。
    去年の1位は社会人野球部の1人息子。。。
    前日の練習では社会人野球部の息子が後続を引きちぎってぶっちぎりの1位。。。

    昨日、息子が、
    「バスケやってるやつは、毎日練習で走ってて早くなってる、勝てん。。。」
    「去年の一位は、バケモンだし。。。」
    「3位に入ったら、なんか買って?」

    っと言うので、
    「じゃあ2位に入ったらなんか考えよう。。。」
    っと答えました。

    さて、朝から協会に出す書類を東京本社に送って。。。
    役所と打ち合わせの書類を整理していると、嫁からメールが。。。

    「なんか、1位だったよ。。。」

    なんで????
    去年の1位は?
    「前日に頑張りすぎて、筋肉痛だったんだって。。。」

    バスケ部のやつは?
    「最後のグラウンドで抜いてた。。。」

    棚ぼた1位だったようです。。。^^

    今日は祝杯です^^
    今日は勉強も無し
    帰ったら、嫁はケーキとスーパードライを買ってました^^(普段は発泡酒)
    全統小で保留になった、「抱き枕」をマラソン大会でゲットすることになりました。^^

    やっぱ、模試よりスポーツで頑張った方が嬉しいです。。。^^
    不思議だなぁ。。。

    返信
    1. 打たれる管理人 投稿作成者

      これは嬉しいですよ!!
      私なんて、体育でお手本になったレベルでも、大喜びですから。
      最近だと、マット運動、ハードル走、ポートボールでしょうか。

      うちも主人が全く同じことを言います。
      「うちは家系的にも、勉強は出来て当たり前みたいなところがある。逆にスポーツ等で活躍できたら、それは凄くうれしい」と。
      息子くんは勉強は出来て当たり前になっちゃってますからね。

      持久力だと、バスケよりサッカーの方が鍛えられてそう。
      息子くん、抱き枕ゲットおめでとう!!

      返信
  4. 打たれる管理人 投稿作成者

    皆さん コメントありがとうございます。

    年明けからお試し受験がスタートだと思っていましたが、お試しのお試しが12月に存在していたのですね。
    お花畑やセンコー、そして今回のショック法とこんなに濃い経験をしている小学生も珍しい。
    へこたれない精神力って学力以上に大事な気がします。
    ちょっとやそっとでつくようなものではありません。
    匿名1さんのおっしゃる通り、成功だけでなく失敗も両方必要だと思います。
    成功も親の先回りで経験して、「ほら、お母さんの言った通りでしょ」ってなるのではなく、
    自分の力で掴んだ(最初は親が上手く誘導してあげるのもいいでしょう)成功体験が必要だと思っています。
    失敗体験も匿名1さんの書かれている通り。主人が特に嫌がります。
    うちは、過去に大事な試合のスタメン争いで負けた苦い思い出があります。
    一生忘れない経験になっています。
    ケガにも泣かされました。
    そして、下2人も同じような経験をそれぞれしています。
    いよいよあと2ヶ月。
    息子くん!目の保養も忘れ(笑)、今までの7割の力から全力で走り抜けて合格を勝ち取ってほしいです。

    ザリガニさんのコメントは興味深いです。
    匿名1さんも書かれている通り、スポーツの世界でも全く同じことが起きています。
    親があれこれ指導するのは絶対にやってはいけないことだと思っています。
    分からないことがあったらコーチに聞く。
    子供が手伝ってと言われたら言われた通りにするぐらい。
    ぷりんさんが好きでやってる習い事について、「子供が引っ張る」とおっしゃっていましたね。
    学年が上がる毎にこんな姿が見られるようになるはずです。

    ステムさん。お仕事お疲れ様です。
    うちは美術の話になると、先生がクソ先生なので、暗い話ばっかりですわ。
    優雅な時間とは程遠いイライラ・ピリピリ・失笑の時間がクラス全体に流れているようです。
    内申があるので、とにかく大人しくしてなさいとは言ってますが…。
    ちなみに、実は私の中で美術はしっくり。武道は驚きでしたよ。
    武道はいいですね~。うちの主人もやらせたかったようです。

    ということで、ステムさんの振り返りを私もやってみたくなりました(笑)。

    中1
    ——–
    学習編:学校の勉強→本人主導 家庭学習→本人主導
    家庭編:一番動かない(怒)。
    情緒編:結構自分の頭で考える
    部活 :こんなもんでしょう。

    小5
    ——–
    学習編:学校の勉強→本人主導 家庭学習→本人主導
    家庭編:そこそこ動く
    情緒編:結構自分の頭で考える
    習い事:本人主導

    小3
    ——–
    学習編:学校の勉強→本人主導 家庭学習→親主導
    家庭編:そこそこ動く
    情緒編:結構自分の頭で考える
    習い事:本人主導

    家庭学習は息子くんとあまり変わらないかも(汗)。
    とりあえず、問題集のどこをやるかは本人に任せてはいますが。
    中1の方は、完全に自分で(甘い?)計画を立ててやってます。
    ちなみに、今日の勉強時間は
    中1:1.5~2h 小5:0.5hぐらい? 小3;1hぐらい?
    兄としての面目が保てましたね。

    逆に家庭編は駄目です。
    自分の洗濯物、いつになったら畳んで引き出しにしまうのかしら(怒)。
    毎日、寝る前です。
    制服は許しませんが、洗濯物はその日のうちにやってくれたらそれでいいことにしています。
    私も忍耐強く生きています。

    >はぎはぎさん。
    ちょっと授業の雰囲気が心配ですね。
    次は3年生なのに。
    休み時間と授業のけじめが出来ていないのかしら。
    相変わらずの状況にちょっと驚きました。

    あと、機会を作っていつか書こうとは思ってますが、親たちは親戚の孫の成績がやっぱり気になるようです。
    義実家は、高校の初孫対決が終わり、次は大学受験です。
    匿名1さん、報告は決まってからでいいと思います。

    >タムタムママさん
    カッターの話はその通りだと思います。
    決して先回りして親がカッターを使わせていたわけではないはずなのに。
    そもそもハサミですら怪しい。
    こちらも、学年末に小3の感想で書きたいと思います。

    返信