アクティブラーニングなんて賢い子しか通用しない

公開日:2017年4月16日

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「アクティブラーニング」教育熱心な親なら、一度は聞いたことがあると思います。
文部科学省が進めるアクティブラーニング。
これからの教育は、どんどんアクティブラーニングが進み、出来る子と出来ない子の差は広がる一方になるでしょう。
そして、そのまま教育格差=収入格差につながるのが簡単に想像できます。

※文部科学省が導入しようとしている「アクティブラーニング」は、生徒が「能動的・主体的に授業に参加できる学習法」の総称です。

ゆとり教育が失敗してアクティブラーニングを取り入れることに

「ゆとり教育・ゆとり世代」は失敗という認識が一般的です。

ゆとり教育のせいで、学力が低下した。
ゆとり教育で学力低下を心配した教育熱心な親が、中学受験にシフトしていった

しまいには、「これだからゆとり世代は~」と言われる始末。

散々な言われようだったゆとり教育の内容を記載しておきます。
・学習内容を3割削減
総合的な学習時間の創設
円周率が3.14ではなく3で計算?なんて話は有名ですね。
ゆとり教育の最大の失敗は学習内容を削ったことだと思います。
知識詰め込み型から考える力を養おうと、学習内容を削って、その分を総合的な学習時間を作ったことからも分かると思いますが、その頃からアクティブラーニングを意識していたことがわかります。

大学入試が変わるから、アクティブラーニングは避けて通れなくなる

前回の失敗したゆとり教育と今回のアクティブラーニングでの最大の違いは、大学入試を変えることです。
マークシートから記述式に変わります。つまり、考える力を最大限テストしたい!!
採点方法など課題は山積みですが、マークシートを廃止するのですから、アクティブラーニングに対する本気度が伝わってきます。
大学入試が変われば、高校も変わります。
高校が変われば、中学、小学校も当然のように変わっていくのです。
大学入試が変わるから、アクティブラーニングは避けて通れなくなります。
今まで、詰込み型で点数稼ぎしてきた子と、考える力がある子とでは、大学入試で逆転現象も起きる可能性が出てきたということです。
それなのに、詰込み型だけの学習をまださせますか?
絶対に考える力は意識して教育する必要があります。

アクティブラーニング導入の背景は避けて通れないAI時代

アクティブラーニング導入の理由はAI(人工知能)です。
何度も書いていますが、
AIが代替できる仕事は全てAIがやります。
AIが出来ないことを出来る人が必要とされる人になるのです。
詰込み型の学習ばかりしていると、世の中に必要とされない人間が出来上がってしまいます。
ちなみに、機械学習の代名詞「公文」が人気な理由が、私にはさっぱりわかりません。
今の子供達は、私たち以上にAIを意識して教育していく必要があるのです。

アクティブラーニングは既に公立小学校だって導入されつつある

既に授業参観でも「あれ?」って思った方も多いのではないでしょうか?
子供達3人の授業参観は、グループで話し合って一つの案を出すスタイルが多い気がします。
最初は、「先生、ラクそうだな」なんて思っちゃいましたが、これこそまさにアクティブラーニングです。
もちろん先生主導で授業を進めていくスタイルの場合もあります。
話し合いの授業は面白いです。
我が子の立ち位置が把握できます。
うちの子が案を出してまとめたのですが、いざ発表になるとずる賢い目立ちたがり屋の子がさっと持っていってしまいました。
うちの子がそのまま、発表しようとしたら、遮ったのです。
面白いですよ~。
クラス全体が苦笑に包まれました。
うちの子は仕方がなく、その子に譲ったのでその場が上手くおさまり良かったです。

アクティブラーニングは知識と考える力がある賢い子は伸びる

T大卒夫は常に
「考えることが大切」
と言っています。
知識があって、その上で考えることが出来れば、これからの時代は生きていけると断言しています。
知識と考える力、両方を兼ね備えていなければいけないのです。
今までの詰込み型の教育が悪いわけではありません。
詰め込むことも必要で、必要な知識を脳の中で検索して、いいアイディアに繋げていく。
ここまで求められる時代になってきたのです。

残念ながら、知識がない子(お勉強が出来ない子)は、そもそも使える知識が乏しいので、そこから考えだしても、いいアイディアが出てこないのです。

どうですか?
非常に抽象的かもしれませんが、既にこれから求められる人物は決まっているのです。

総論

仕事ばっかりやっている人は考えることが出来なくなってくる。
勉強ばかりやっている人は考えることができなくなってくる。
とにかく、考えることが出来る人が重宝されます。

ITだけでなく、自動車まで参入してきたグーグル社の

20%ルール

は有名な話ですよね。
勤務時間の20%は好きなことに費やすことによって、想像力をUPさせるというもの。
20%ルールからgoogleマップ・Gmailなどのアイディアが出たと言われると、この20%ルールの成果は出ていると言えますよね。

大半の人は、時間があったら何もしない。
時間があったら、遊んで終わり。
これじゃ、ダメなのです。
大半の人はAIより能力がないと判断され、低収入を強いられるでしょう。

アクティブラーニングはこれからどんどん導入されます。
「知識と考える力」どちらかが欠けていてはダメです。
両方とも必要なのです。




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