学校に行きたくないと休む我が子をどうしたらいいか。
ここからが、親にとって非常に苦しく、まるで暗いトンネルに入り込み出口が見えない期間になります。
私の場合、コロナに罹った後もこのことで悩まされ、体重が4キロ近く減りました。
※今は着実に戻ってきています。こんなもんですね。
※ついでに、張本人も体重が減りましたが、今は戻りつつあるようです。

今回は、うちの娘が学校に休んだ時の家での過ごし方を書いていきたいと思います。
酷い状況に、一緒にいる親はメンタル崩壊します。

不登校・登校渋りの子が家にいる時の様子。家族のメンタル崩壊します。

さて、いよいよ2学期。
この4ヶ月はとても大事な時期で、この4ヶ月で内申が決まり、志望校もほぼ決定していく。
兄のように、
第一志望校(公立)、実力同レベルの併願校、滑り止め校
と考えてましたが、学校に行かなくなるとは思ってもみませんでした。

親も学校に行かせようと頑張りますが、物理的に駄目なことが分かりました。
気持ちが行かないと決めると無理矢理行かせようとしても無理なんです。
この辺については、学校に戻した方法として別途記載しますが、先に伝えておくといつもの調子の断言口調では書けないです。
それぐらい難しい問題です。

登校させようと粘りますが、駄目だと分かるとアプリで欠席連絡を入れます。
辛かったですね。
自分の場合、必ずテキストボックスに様子を残すようにしていました。
ただ、これが長期になると厳しいなって思いました。

ベッドの上でうずくまっているのに、欠席連絡を入れると元気になります。
仮病かよって思ったもんです。
ちなみに、うちの子は起立神経失調症ではないです。

その後どうするかというと、ずーーーーっとネットです。
ゲーム、YouTube。
不登校の子でゲームやYouTubeにハマってない子って稀なんだと思います。
それぐらい厄介な問題です。

何かに取りつかれたようにひたすら何時間もやってました。
丁度そのころ、東京ゲームショウが開催され、ニトリがゲーミング家具を出展。
LET’S GAME ON!
女子仕様のゲーミング部屋もあり、世の中完全に間違ってるのではないか？と絶望感しか抱かなかったです。
全体を白ベースで仕上げ、ライトピカピカ。うちの娘も白ベースの部屋(涙)。
※こんなのに埋もれる子が悪いといえばそうでしょうけど。
※大人の儲けビジネスが子ども達の将来を奪う憎き商売と当時は思ったもんです。

これについては親も悩みました。
この子については、自己管理が少々甘いところもありそうで、過去にも何度もやらかしています。
T大卒夫は、
「今までも散々やらかしてきた。
自分で気づかないと意味がない」
というスタンスでしたが、専門家じゃないから学校に相談してみたら？って言われました。
高校受験生なのに、ゲーム漬けになってますって言ったら内申ヤバくない？って思いましたが、そもそも足が学校に向かないから以前の問題。
私も随分悩みまして、相談した内容を書いておきます。

学校、病院、無料の不登校電話相談に相談しましたが、口を揃えて言われたのがこれでした。

無料の不登校電話相談の方の話だと、
「昭和の時代は無理矢理が通用したんだけど、今はそれはよくない方法となってます」
と言われました。

愕然としました。

昼夜逆転だけは(絶対に)させないように気をつけてください

担任の先生から言われたのが、「昼夜逆転だけは(絶対に)させないように気をつけてください」でした。
確かに、夜遅くまでネットでゲームやらYouTubeで楽しんでいては、余計に朝行きたくなくなります。
なので、彼女がネットを止めて電気消すまでずっと付き添いました。
※今も信用できず、ここは付き合ってます涙
※大体、22時～23時台には就寝出来ています。

これが滅茶苦茶大変でした。
こっちは、次の日も仕事があるのに、寝れないんです。
ウトウトしてるのに止めてくれない。
ただ、本人も申し訳ないと思ってるのか、こう言ってくるんです。

「お母さんがこの部屋から出て行って寝てくれたら、自分も寝ます」
「お母さんがまだここにいるなら、明日も休みます。」

「明日は学校行くんだよね？」
「行きます。」

不登校しているお子さんがいる方なら分かりますが、簡単にこんなもんは裏切られますね。
これで学校に行ってくれたら、不登校30万人なんて人数にはなりません。

この3ヶ月でゲームといった人生を狂わせるようなハマらせるビジネスは、更に大っ嫌いになりました。

子どもの脳を壊すネット・ゲーム依存症という本を読み、ネット遮断の機会を伺う。

そんな時、出会った本がこれです。

子どもの脳を壊すネット・ゲーム依存症 という単行本です。

読みやすいのでスラスラ読めます。

ポイントだけ書いておきます。

この本に出合った頃、事件が起きました。

学校休んでるのに、学校の友達とオンラインゲーム？の誘いに乗ったんです。
※また書きますが、友達は凄く大事です。

学校休んだのに、娘城から大きな声が聞こえてくる。
帰宅したT大卒夫がブチ切れて、スマホ解約しました。

大抵の不登校の子達って、ここで大暴れして事態は悪化するから無理矢理取り上げてはダメって話なんですよね。
はい、うちも暴れました。
でも、今はこれで良かったと思ってます。
またこの辺は学校に戻した流れで触れたいと思います。

ちなみに、現在、スマホは持ってますがまだ解約のまま。
一応、都会のメリット？
フリーWi-Fiも使えますので、そこまで不自由してなさそうです。
T大卒夫が帰宅した時には、Wi-FiのONOFFをしています。
出張の時はWi-Fi切替ができないのでWi-Fiはなし。
グチグチ言ってきたり暴れたりすることなく、ちゃんと受け入れてます。

高校生になって、スマホをどうするか？
完全解決に至ってなく、悩ましいです。

学校の先生、病院の先生、不登校児相談室の先生といった専門の先生方が無理矢理奪うのはダメって言ってるのでその通りなのでしょう。
でも、うちの場合は、
学校を休んでネット・ゲーム
というのは、家族全員が許せないことでした。

実際、兄弟は、
「ゲームしたいから休んでる」
と言ってたぐらいです。

学校休んだ日に友達とゲーム？については、本人も反省していました。
誘いに迷ったけど、乗ってしまったと。
良くなかったと言ってます。

この本は、その後、本人も渡しました。
読んだそうです。スマホ脳より読みやすいとは思います。

〇ネットという非現実の世界に逃げることで心が保たれている
〇心のエネルギーを蓄えているところ

など不登校の子がネットにハマることに肯定的な意見もありますが、それを認めていて本当に将来は大丈夫なのでしょうか。
ちゃんと自立ができますか？
ここを保証されない限り、うちとしては、我慢して見守ることは出来ませんでした。

8月上旬にスマホPC全て解放しました。
つまり無制限。
これについて、激しく後悔したこともありました。
とんでもない失敗をしたのではないか？と。
こういった類のものを最初から渡さないというのは、選択肢としてはないです。

でも、また別途書きますが、親への他責も酷く、その中に兄弟差別について責められました。
兄は無制限なのに、なんで私は制限されてるの？
と後から責められるかもしれないです。そんな時、「あなたは信用できないから駄目」と言っても納得しないでしょう。

デカいやらかしをしたことによる制限です。
ここに関しては、ごちゃごちゃ文句言われる筋合いはありませんね。
平等に与えてますから。

ネットに関しては、非常に悩んでいる親も多いと思います。
自分をコントロールできない我が子に悲しい親もいると思います。
3人育てていて思いますが、産まれ持った素質があると思います。
だから、ご自身を責めないでほしいです。
そうは言っても、責めてしまうんですけどね。とても分かります。

正解はないですが、T大卒夫と話し合った見解を書いておきます。
「家にネットがあれば、そっちの方が楽しいから学校より家を選ぶでしょ。家がツマラナイ環境にしておけば逃げずにそのうち学校に行くでしょ。」

学校に毎日登校し始めた時、ふと娘が言った言葉も残しておきます。
「ネット遮断については、学校行けなくなって直ぐにやるべきだった」
腰を抜かしそうになりました。

不登校行き渋りの子とネットについて、正解がない難しい問題ですが、参考になれば幸いです。