やっぱり壊滅状態。「誰か説明してください」で差がつく

公開日:2017年11月30日

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小学生からの塾通いなんて当たり前の時代です。
低学年では、公文・学研・通信教育・そろばんといった勉強系の習い事をやっていない子を探すのが大変なぐらい。
うちが否定的なタブレット学習までもが浸透しているようです。
皆さん、ガッツリと教育費をかけているので発言も活発のようですが、一つだけうちの子達の独壇場となるものがあります。
それが、「誰か説明してください」です。
間違ったっていいのに・・・。答えがパっと出てこないような質問は小学生にして壊滅状態のようです。

「誰か説明できる人」と聞いたって誰も説明できないよ

うちの子供達は授業中に発言しますが、なかなか当たらないと言います。
一度、個人面談で話題に出したことがあります。

打たれる管理人
子供達が「簡単な問題に手を挙げても当たらない。だから難しい問題こそチャンス」と分析していました

先生
普段、挙手しない子を優先的に当てますので、どうしても後回しとなってしまいますね。

先生の言うことは正しいとは思います。
だって、うちの子供達は先生から「とにかく手を挙げ続けている」と言われてしまったぐらいですから。
T大卒夫からは
「もっと頭を使え。簡単な問題は当たらない。難しい問題の時にさっと手を挙げるんだ」と。
とにかく発言したくて仕方がない子供達。
唯一のチャンスは答えがすぐにわからない「誰か説明できる人」といった質問のようです。
ここで発言出来る子ってごく僅かで、クラスでも固定メンバーのようです。

発言したいから頭を振り絞って考える子供達

とにかく当たらない。

打たれる管理人
今日はどうだった?発言は出来たかな?

次男
先生が当ててくれない

長女
発言する機会はあったけれども、当たらなかった

長男
僕、当たったよ。今日は27日で出席番号も27だから!!

打たれる管理人
それはラッキーだったね(笑)

こんなのが毎回繰り広げられます。
ただ、そんな子供達にもビッグチャンスがあるようです。

「誰か説明できる人」

かなり難しい問題まであるようです。
例えば、国語の問題。
「どうして、結末がこうなってしまうのか?誰か分かる人!」
うちの子も含め数名が挙手をしただけ。
結局、「先生も答えは良くわからない」というオチが!
将来、答えのない問題にも挑戦していかなければならない子供達にとってみたら、こういう問題は是非とも挙手してほしい。
でも、実際はかなりハードルが高かったようです。
先生も良くわからなと言った問題。間違ったっていい。挙手したもん勝ちだったと思います。

続いて社会。
先生:「地図から何が読み取れますか?」
最初は簡単に「郵便局があります。畑があります」見てすぐに分かる問題がどんどん言われていきます。
先生:「他にある人~?」
ここからが勝負です。この後は小学校3年生ですが、やっぱり固定メンバー化されているようです。

次は当たり前にやっている分数の足し算の問題です。
いざとなると説明できないようです。

こういうのは公文生がさっと手を挙げるようです。
その後、
先生:「どうして通分しないといけないの?」
公文生:「通分するって習ったから」
公文って機械的に覚えていきますよね。
こういう質問で「すごーい」と思えるような受け答えをする公文生を今まで見たことがないようです。
本当、公文って時代遅れ。
なぜ、教育熱心な親があのプリント学習・機械学習に洗脳されるのか理由が分かりません。
T大卒夫も言っていましたが、あの〇人に1人という数字マジックに騙されていると。
AERA with Kids 2017秋号に現役先生が語る。親も知らない9歳・10歳の素顔でも掲載されていました。

塾でやっているから解ける。でも、「なぜ」その答えになるのか説明できない。これ、本当に危険ですよ

IMG_7669

私もそう思います。
最近、こんなことがありました。

長女
早く終わって先生役になるのが嫌

管理人
自分が本当に分かっているか確認できるから、先生役はいいことだよ

総論

間違ったっていいと思うんです。
要は、答えがすぐに出てこない問題に対して、頭を振り絞って考える。堂々と皆の前で発表する。これが大切なんだと思います。
「考える力」を育てていかなければいけません。
我が家も、勉強面だけではなく生活面でも「どうしてそういうことするの?」と良く聞きます。
子供は黙ります⇒黙ると何を考えているのか分からなくなり、私もイライラしますが・・・(苦笑)。

アクティブラーニングの時代です。
深く追求する姿勢が評価されるようになります。
だから、ただ教えてもらうだけの受け身は通用しなくなるでしょう。




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やっぱり壊滅状態。「誰か説明してください」で差がつく」への3件のフィードバック

  1. ビッグボーイママ

    はじめまして こんにちは。
    習い事について検索していて、こちらのblogに辿り着いた、一歳八ヶ月の男児の母です。
    私の周りでは、生後半年くらいから習い事が活発で、私も遅れをとらないようにと、二つほど(ベビースイミングと英語)を始めたのですが、自分の中で、まだ日本語もままならないのに無駄ではないか?とモヤモヤし、息子の機嫌にも左右されるので、二つとも辞めたところでした。私が、小学校から塾、中学受験組で受け身の勉強が当たり前になってしまっていて、周りに流されてしまいました。
    こちらのblogは、うちの夫のポリシー(習い事は本人がやりたいといったら&塾なし)を、奥様の目線から書かれていて、とてもわかりやすく腑に落ちました。遡って拝読致します。今のタイミングで読むことができて良かったです。

    返信
    1. 打たれる管理人 投稿作成者

      ビッグボーイママさんへ 初めまして。コメントありがとうございます。

      スイミングと英語⇒目の付け所が我が家と一緒ですね。
      でも、1歳8か月なら辞めて正解ですよ!!
      公園を歩くだけで楽しい。そんな年齢ですよね。
      その分、将来に向けてしっかり貯金してあげた方が喜ぶと思います。
      スイミングは学校では教えてくれないため、これだけは完全に親主導で小学校入学前までにスイミングスクールへ入会しました。
      もし水慣れを心配されているなら、温水の市民プールで浮き輪つけてご主人と一緒に行くぐらいで十分です♪

      今時はどの園も英語に接する機会があると思います。
      その時、自分から「もっと英語をやってみたい」と言ってきたら是非やらせてあげてください。
      親主導で習わせても、お金をドブに捨てるようなもんです。
      そんな子が残念ながら沢山います。

      小学生3人を育てていて思うのは、ご主人のポリシーって本当に大切だと思います。
      やる気のない子は何をやらしてもダメなんですよね。
      本当にそう思います。

      これから魔の2歳児に突入ですね。
      うちは、特に長男が酷かったです。
      読み聞かせでは、うんざりする程、同じ本を何冊も読まされました(苦笑)。
      でも、こういったことが今になってみると本好きの土台になっているのかな?と思います。

      返信
  2. ビッグボーイママ

    お返事ありがとうございます。
    辞めて正解!と言って頂けてホッとしました。スイミングは、幼稚園に入る頃には再度習わせたいと思います。我が家は海から近く、身を守るという意味でも、ライフスキルとして必要ですよね。
    管理人様が三人のお子様(しかも私の理想とする、しっかり自分の頭で考えて積極的に人生を生きている)を育てられている中での、生きた子育て法&お金のかけどころが、とても参考になります。
    私の周りは(と、周りに影響ばかり受けて軸がぶれてしまっていて情けない)レゴスクールやら体操教室やらモッテッソーリ等、花盛りですが、私もしっかり長いスパンで計画をたてねばと奮起いたしました。
    英語は、仰る通り、やるやらないの次元を越え、無いと不自由致しますよね。産前まで海外と行き来する仕事をしておりましたが、日本語力あっての英語(言い得て妙な意訳が出来るか否か)だなと痛感しております。そして、日本語力が高い人の英語は、話していて楽しいので、ネイティブが会話を膨らませようとします。
    長々書いてしまいましたが、こちらのブログに出会えて本当に良かったです(*^^*)まだ全部読みきれておりませんので楽しく拝読させて頂きます。お忙しい中返信ありがとうございました。

    返信