小学校の英語(6年生)We Can!2を甘く見てはいけません。

公開日:2019年3月10日

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文科省が英語教育の改革のために本気で作ったといわれるWe Can !2(小6用)の教科書。
結構な授業時間を割いていて、うちの子の感覚だと週1~2hの英語授業があります。
前回の日比谷ディベートの件もあったので、今回は小学校6年生の英語授業を中心に記載していきたいと思います。

小4・小5・小6と取り組んできた英語の授業ですが、今までは簡単すぎてつまらない・退屈と言ってました。

しかし、ここ最近ですがあれだけつまらない・退屈と言っていた学校の英語授業がUnit9(中学に向けての内容)に入るぐらいになってやっと少しマシに感じるようになったようです。

小学校の英語授業は、一応4技能で小6になるとレベルが高くなります。

親世代は中学から英語がスタートし、グラマーとリーディングメインだったと思います。
これだと、点数は取れても英語が使えない人を増産していくだけ。

何度も書いていますが、グローバル化が進む中、
これからは英語は話せて当たり前の時代になります。
ここは絶対に意識しておいた方がいいですが、このようなコメントもいただきました。

comment20190310-2
仕事によりけり?今以上に外国人が入ってきたらまた違ってくるのかもしれませんが一理あります。
あと、日本人は英語アレルギーが強いですから、どうしても英語一辺倒になりがちです。
日比谷のコメントでも話題になったように母国語はもちろんですが、言語をもっと広い意味で捉えるべきなのかもしれません。
敢えてご紹介しました。

話を戻します。
国もこのままではマズイと思っているのでしょう。
We Can2!の教科書は4技能です。
listening
街中でもよく配られているTOSHIN TIMESです。
大学入試共通テストでは、リーディングとリスニングが半々になります。
小学校の英語と傾向は合致しています。

ライティングは専用のワークブックを使っているようです。
ちなみに、文法の説明は一切なし。
まるで週1の英会話教室にいる「英会話を習っていても身につかない典型例」のような感じです。
さんざんサイトでも週1の英会話教室のみなら身につかないよ!と言ってますが、同じことを学校でやっている感じです。
週1の英会話だけじゃなく、毎日英語に触れなきゃ無理です。

文科省が小学校の英語教育について教科書(We Can1 2含む)やワークブックなどもpdfで公開していますので、一度確認してみてください。
新学習指導要領に対応した小学校外国語教育新教材について:文部科学省

IMG_9034
Unit1でこのレベルです。
これ、英語やってない子にいきなりリーディングさせようとしても無理です。

最初We Can! 2を見たとき、
「これ、ついていけない子続出だと思うよ」と言いましたが、卒業目前にして本当にそんな感じになっているようです。
学校の先生は学級懇談会でも、
「英語は慣れ親しむことが目的です」と言います。
出来なくてもいいよ~。こんなもんだと分かってればいいよ~。といったニュアンスなのでしょう。
そうは言っても、2020年度から教科化されて5年生・6年生は通知表に◎〇△つけます。
実際は教科書と児童のレベルが完全にミスマッチ状況です。
詳しいことはまた下で記載します。

教える外国語指導助手(ALT=Assistant Language Teacher)も非常に大事です。

コメントである方がこんな発言をしています。
comment20190310
うちもリップルオンライン英会話でフィリピン人の先生から英語を教わっていますが、私も名案だと思います。

文科省はALTを増員している話をしていますが、このALTが曲者なんですよ。
今は良い先生が来ているので、不満は全くなし。
ただ、過去には本当に英語が話せるの?と思うような先生もいらしたようです。

例えば、この単語。
・fruits
英語の教科書には必ず出てきそうな単語です。
先生がカタカナ読みだったようで、「お母さん、本当にヤバい。先生の発音で耳がおかしくなる」と愚痴ってました。
カタカナ英語の後に続いて発音の練習をするのには、かなり抵抗があったようです。

上2人に話を聞くと、担任の先生が稀に英語を教えるときもあるようです。
先生はプライドは捨て、英語ヤバいなと言いながらも和気あいあいと授業が進んだようです。
小学校の先生も大変そうです。

卒業目前にして、ついていけない子が殆どです。

Unit9になると、中学に向けた内容になっています。
話が脱線しますが、3月に入ってからは卒業式の練習で大変なようです。
反抗期真っ只中の12歳ですが、先生の熱意がこもった軍隊指導に何とかついていってるようです。
家ではそれを面白おかしく話をしてきます。ヤバいんだって、数センチ単位でさ~…と。
感動的な式なのに、こんな話をしてすみません(汗)。

英語の話に戻します。

〇小4の子の場合〇
・アルファベットを切り取って覚える→文科省が公開している小4英語の教科書Let’sTry!にあります
・Chant ex) I have ~. ~だけ変えてお友達と言い合う
・簡単な歌を歌う
うちの子は退屈で本当につまらないようです。
親はひたすら、態度にでてないだろうねと確認しています。
そのたびにちゃんとやってる!というのですが。
他に英語が出来る子達も真面目にやっているようなので良かったです。

昨年度(小5)では、We Can ! 1ではなく、Hi,friends!1(廃盤)を使っていたので、現小4の子と大した差がないです。
うちの子達は学習指導要領の移行期に当たるので、ここは仕方がないのでしょう。
上2人は末っ子のことをずるいな~と言ってました。

〇小6の子の場合〇
先に言っておきます。
ついていけない子続出です。
教科書は4技能を意識したつくりになっていますが、実態はスピーキングとリスニングがメインのようです。
ライティングもありますが、これはアルファベットの練習のようなもんですから、何も問題はないです。
スピーキングは小4で記載したchantと同様のようです。誰でもできます。
一番問題なのが、リスニングとリーディングです。

リスニングはワークブックを元にやっていくようですが、1回で聞き取れる子は殆どいないようです。
うちの子は一発です。
つい最近やったリスニング(1分間?流れたようです)は何回もCDを流したようですが、それでも聞き取れない子続出じゃない?と。
スピードが気になったので聞いてみましたが、
学校の英語 < 基礎英語 < リップルオンライン英会話の〇〇先生(うちの子お気に入りです) うちの小2の子が発音を少し厳しくみてもらっていますが、そういう要望もバッチリやってくれるので、非常にお薦めです。 詳細は→リップルオンライン英会話にて。

リーディングは上で紹介したUnit1のSTORY TIMEです。
Unit1でこれですから…。ここは飛ばすしかないようです。

うちの上2人が話をしていましたが、
・小4の内容なら習ってなくても大丈夫。
・小5の内容(新課程の移行前)でも大丈夫。
・WeCan!2は家で全く英語をやってなかったら、俺ですらついていくのは無理。
この内容からも分かるように、英語が簡単・退屈・つまらないと言ってましたが、今はマシなようです。

comment20190310-3
おっしゃる通り、公立中では無理な話だと思います。

英語だけ出来る?頑張る?子は一定数います。

ちょっと記載しようか迷いましたが…。
どこの学校にも英語が出来る子がいると思いますが、
他のテストはボロボロ(30点・再試験常連)なのに、英語がうちの子達と同レベルかそれ以上の子が一定数います。

小6のクラスでは、中学に向けて英検を取得する動きが活発になり、クラスの1/3が英検5・4を取得済みのようです。
その中にテストはボロボロの子も含まれているようです。
※このような子達でも、小6の教科書についていくには大変なようです。

英語を頑張ることで自信がつき、他の教科も引っ張られるように伸びていけばいいのですが…。
英語やってる場合ではない気がしますが…。
ごめんなさい。ちょっとここはわかりません。

総論

英語は我が家も力をいれており、家でもよく話題になりますので、ついつい長くなってしまいました。
うちの子達は楽勝についていけますが、あれじゃ英語に対して苦手意識を植え付けているようなもんです。

文科省がどう考えているのか謎ですが、あのレベルを身につけさせるには、家で毎日コツコツ英語に触れさせないと無理です。
他の教科もそうですが、英語は特に家庭での取り組みに依存しているような気がしてなりません。



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小学校の英語(6年生)We Can!2を甘く見てはいけません。」への64件のフィードバック

  1. アメリカ在住 2児の母

    あ、補足ですが私の話しは将来日本を引っ張れるような頭脳を持つトップ層は10代、遅くとも20代前半で外に出て高い英語力を持って多国籍企業でリーダーになれる人材になって欲しいなということで、みんながみんな同じように英語を学ぶ必要はないと思います。
    それこそ翻訳機で事足りる仕事なら英語に労力かけなくていいと思います。

    後どうしても気になったにがシリコンバレー、云々の記事。
    ザッカーバーグやセルゲイブリン、日本だと藤井7段が学んだことで有名になったモンテッソーリ教育と同じでシュタイナー教育(こちらはドイツが発祥です)もはっきりいうとアメリカ風にアレンジされた早期教育の一つですよ。いうならばモンテッソーリ風教育、シュタイナー風教育といった感じです。アメリカなのでゴリゴリ暗記はないですがこちらのモンテッソーリ風プリスクールはインド人でいっぱいです。
    決して自然の中で泥遊びしているわけではないのでお伝えしておきます。

    返信