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常にニュースを賑わせる全国学力テストですが、末っ子が中3になり、このイベント参加も最後となりました。
理科がデジタル端末を使った初のオンライン方式と、相変わらず話題は豊富です。
今回、結果が驚愕だったので、更新で取り上げたいと思います。
今回委託した企業は?
全国学力テストといえば、委託した企業がベネッセなのか?気になるところです。
令和7年度は以下の通りでした。
中学校 | 内田洋行(8057) |
小学校 | Z会(9760) |
進研ゼミは昨年上場廃止。
少子化により、教育ビジネス(私立大学含む)も大変です。
Z会もタブレット全振りしたので、今後どうなるか気になりますね。
高校受験、国・理・社はペースメーカーとしてZ会テキストで進めたかったです。
特に一番上の長男の時とは、高校受験においても仕上がりが全然違います…。
ま、言っても仕方がないので、市販の問題集で頑張ります。
どこも教育ビジネスは厳しい。
潤うのは、このテストを受けなくて済む中学受験ビジネス。
中学受験を持ち上げる教育ビジネスの構造は本当によくないです。
中3数学の結果が驚愕だった。
末っ子が学力テストの結果を持ってきました。
数学の正答数ごとの生徒の割合のグラフをみてビックリ(驚)!!!
こんなヒストグラム、今までみたことがない。
普通は、お山の形です。
お山のてっぺんがあって、ここが平均みたいな。
本来はこんな感じ。
↓↓↓
サイトを立ち上げた頃、フタコブラクダの話を書きましたが、それ以上の衝撃でした。
真っ平なヒストグラムから読み取れること。
子ども達3人いて、様々なテストや模試の結果をみてきましたが、今までみたことのないものをみせてもらいました。
ここから読み取れることを列挙していきます。
1.学力格差が想像以上に開いている。
まず、この学力テストの立ち位置としては、上位層であれば、時間が有り余って寝てしまうようなテストです。
実際、末っ子も時間が有り余って暇だったと言ってました。
だったら、なんで1問ミスってるの?
それも正答率26.4%の記述問題。
全体の正答率は50%切っていて、48.8%。
かなり深刻だと思います。
基礎的な部分がそもそも理解できてないかも。
高校無償化により、勉強を頑張らなくても高校に行ける!のも原因だと思います。
私立単願なら、冬休み前には進路がほぼ決まり勉強から解放されるので、受験生らしい年末年始からは解放されます!
中1で頑張らず、中2で中だるみ。
高校はどこでもいいしーーー、大学もどこでもいいしーーーで頑張って勉強する機会すら奪ってるような。
話はズレましたが、娯楽が沢山あって誰でも大学まで行ける状況に。
勉強すること自体が難しい環境であることは間違いないです。
2.文章量が多い。
雰囲気だけでも伝わればと写真掲載します。
問題をみて、共テと同じって思いました。
文章を読まないと解けない。
今の子達ってそもそも文字読まないもん。
これは無理でしょう。
写真でみえますかね?
真っ白(驚)!!!
中高一貫の代数幾何チャート、計算した裏紙等がなく「直接書いている」って言ったのが、そのまま現れてました。
3.説明問題が正答率を低くしている。
文科省が纏めた正答率
・選択式 3問 54.4%
・短答式 7問 52.5%
・記述式 5問 40.2%
これをみると、記述はもちろんですが、選択式でも正答率が低いですね。
学力低下が深刻です。
説明問題は、実は学校のテストでもよく出題されてます。
数学の先生が言ってたらしいですが、論理的に記述出来ない子も多いようで、採点するのにとても時間がかかるそうです。
授業の振り返りでも、文章を書かせてます。
もしかしたら地域によって差が出てるかもしれません。
都会と地方の格差は深刻かも?と思い、実際、文科省がまとめたデータを確認しましたが、そこまでの差はないという結果でした。
中学受験を経験した中高一貫生からすると、このデータをみて、”こんな”環境では学力が伸び悩むだろうなって思われても仕方がない結果でした。
ただ、”こんな”環境からでも、高校受験をして中高一貫生と互角に戦い現役で受かっていく子も一定数いますので、教育って分からないものです。
(少数派の数で言われてもって思われそうですが、堂々と高校受験組も頑張ってますよって数字でしょう。)
4.タブレット学習が学力低下を加速させている。
こちらは、東ロボの研究で有名な新井先生の話が掲載されたページがありますので、そちらをご紹介しておきます。
コメント欄で教えてもらいました。ありがとうございます。
中3の子達は、小5くらいからタブレットが本格導入されました。
授業参観に行った時、授業スタイルが劇的に変わってたことに驚いたため、授業参観の感想に書いたところ、私の感想が採用されたのでよく覚えてます。
小6になると、宿題をタブレットで出され、重たいタブレットを持ち帰るのにブーブ言ってました。
新井先生も書かれてますが、小学生なんて、紙と鉛筆が一番でしょう!
中学生くらいからで十分な気がしています。
文科省が令和7年度の学力テストの結果をまとめてます。
令和7年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料
この結果をみると、頑張らなくても誰もが大学に行ける時代だし、AIにはもう殆どの子が負けてしまう中で、人間にしか出来ない能力=課題解決というキーワードで文科省も教育を頑張ってますが、厳しい結果でした。
税金の無駄遣いと言われないように、教育の改善をしてほしいところです。
総論
今の教育の仕組みでは、家庭で基礎学力をつけてあげるしかないのかもしれません。
次は、グループワークの功罪について更新したいです。
今回の結果は、ここから見えてくるかも!?
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