ついに公教育の崩壊が始まった。不登校の成績評価の法令化は、子供が学校に行かなくてもいいと認めたようなもの。

公開日:2024年9月11日

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9月新学期がスタートしました。
1年前、ここからどんどん崩れていった娘のことを思うと、胸がギューっとなります。

その時の内容をここに紹介しておきます。

今回、驚くようなニュースが飛び込んできました。
もう公教育は、「限界」ではなく「崩壊」と言った方が近いかもしれません。

ついに公教育の崩壊が始まった。不登校の成績評価の法令化は、子供が学校に行かなくてもいいと認めたようなもの。

学校に行けない子は学校に行かなくていいよっと認めたようなもの

学校に行けなくなった時でも、一貫して本人に伝えていたのは、
学校(外との繋がり)は大事
と言ってました。
家族以外の第三者との繋がりがないってめちゃくちゃ恐ろしいことなんです。

当時、高校受験があったことも確かにそうですが、集団生活を経験しないその先の方が、恐ろしく感じたというのもあります。
うちは、卒業して半年経ちますが、中学の時の友達とも夏休みによく会ってました。
※高校でも直ぐに友達ができて、楽しくやってます。
※娘のことは、あまり書けませんが、本当にこの進路を選んで良かったと思ってます。

上記の背景には、娘が集団生活をして、人間関係を学んだからという大前提があります。


↑ここの文章の中に強めにこんなことを書きました。

息のしやすい環境を求める前に大前提の条件とは、

人との関わりがある環境下でコミュニケーションを学んでいること。
=集団生活をしていること。

我が子が自立するために必要不可欠な学びは集団生活からしか学ぶことが出来ません。
ここは揺るぎない事実です。

以前、
「コロナで学校に行かなくても(むしろ行かない方が)勉強出来ることが証明されてしまった。
学校に求めるものは、人間関係といった友達ぐらい。」
というようなコメントが届いたことがあります。
当時、その年の公立高校の実績は良かったですね。合格体験記でも、コロナで勉強がはかどったとか皮肉なことが書かれているのを何度も見つけました。

今回、
「家で勉強した成果物が成績評価の対象とする」と法令化したことにより、上記のようなコメントを公に認めたようなものです。

ま、学校に行けなくなるって激しく自尊心を傷つけられているので、実際は勉強どころではないのですけどね。
ここが現場を知らず机上の空論だけで話を決めていってるんだなって。
つくづく教育を何だと思ってるんだろうなって感じますけど。

うちが辛い時期に、不登校がビジネスみたいになっていると書きました通り、フリースクールや通信制高校が増殖中です。
フリースクールは地域によるかもしれませんが、助成金を出しているので、儲かるのでしょうか?

外に繋げる環境がフリースクールであるなら、まずはそこから一歩踏み出してほしいという親の気持ちは本当にわかります。
ただ、そのフリースクールが人との付き合い方等を学べる環境ならいいです。
ここから卒業していった子達がその後どうなったのか?追跡調査が必要ではないでしょうか。
高校が実績を出しているように、助成金もらって成績評価の対象とする場であるなら、こういったフリースクールや通信系も、実績を出す必要があるでしょう。
別に、難関大学進学実績とか言ってるわけではありません。
ちゃんと税金を納める自立できる人になっているかどうか、この目線ってめちゃくちゃ重要なのではないでしょうか。
民間企業に教育の権限を与えるのであれば、この点がクリアになっているフリースクールが増えることを願います。

学校に行けない子の親って、
「学校にいけなくなったのね。いいよいいよ。家で勉強していたらいいよ。学校なんて行かなくていいよ」なんて望んでないです。
友達と集団生活をし、笑顔で帰ってきてまた学校にいけることを望んでます。
その上で成績云々の話になってくるのです。

学校なんて無駄だと判断し、家で勉強させることももっと堂々と可能になる。

不登校はなにも学校に”行けない子”だけではありません。
中学受験の過熱はまだまだ収まる気配はなさそうです。
今まで1月からお休みする小6の子達は、ついに12月からお休みする子も出てきました。
2年前の話です。
今はもっと増えているのかもしれませんね。

報告書が必要な国立・公立の中学以外だったら、家庭学習全振りで勘違い家庭が増えてくるかもしれません。
(無事に合格して順調な学校生活が送れるならですが。)

高校受験組は、まだまだ改革の余地のある制度なので、デメリットの方が大きく、いくら家庭学習を評価の対象に入れてもらえるといっても、学校ありきです。

学校外の活動を一体どうやって評価するのか?学校の価値が更に低下し、ますます先生になりたい人が減っていく。

学校外の活動も評価の対象と法令化することにより、裏を返せば
「自分が直接関わってない部分を評価するのが嫌だったら、学校に来てもらえるようにしたらどうか」と言ってるようなもんです。

学校・先生は学校外の活動をどうやって評価するのでしょうか?
家庭やフリースクールの言いなりに成績をつけるのでしょうか?

ここに公平という言葉はなく、もう学校が成績をつけること自体が無謀なのではないでしょうか。

以前の更新で少し触れましたが、
身近で教師を目指している子を知ってます。
うちの一番上が小学校高学年だったころ、その子は中学3年生。
親に一生懸命教えてもらってた問題をみて、直ぐに解けたことに驚いたようです。
あれから、〇年。
オール3ぐらいで入れるような高校に進学し、今流行りの年内入試により巷で言われるFラン大学に進み、数学の教師になりたい(と頑張っている)らしい。
それを聞いた娘は、「また私みたいな被害者が増えるね」って言いました。
旧帝大出身の先生でなければだめとかそんなことは言ってません。
普通に勉強し、普通に高校受験をし、普通に大学受験を突破してきた子がならない職業になってしまいました。

もう、学校の先生が勉強を教えるという場はなくなっていくでしょう。
学校に求めるものは、人間関係を学ぶ場という認識が、これから急速に表面化することになりそうです。

総論

外部の成果を学校の成績に反映させることを法令化したことにより、もう学校の先生が児童・生徒の成績をつけること自体、間違ってるのかもしれません。
内申制度も崩れていくでしょう。
だって、そこにもう公平な判断が入ってないのですから。

それぐらい、今回の改正は衝撃的でした。




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ついに公教育の崩壊が始まった。不登校の成績評価の法令化は、子供が学校に行かなくてもいいと認めたようなもの。」への3件のフィードバック

  1. 打たれる管理人 投稿作成者

    こんばんは。

    学校の現実を知ってもらいたいことと、残しておきたいので、コメントこちらに書き込みします。
    昨日、末っ子が帰ってきて、学校の愚痴を言ってました。
    若い先生なのですが、もう無理ですね。

    論理的に物事を考えられず、末っ子らが指摘すると、「それは先生の仕事ではない」と言い放ったようです。

    前に書いた、
    「本人がそれは駄目だと気づいてもらえるよう、引き続きアプローチしていきます」
    と先生はおっしゃってましたが、これを先生の仕事ではないとハッキリ言ったそうです。

    前、学校関係者の方のコメントを掲載しました。
    「間違いを正す場所が教育現場。」
    これも機能しなくなっていくのかもしれません。
    先生もふわふわポジションが大好きです!

    先生がふわふわポジション
    生徒が身を切るポジション

    これでいいのでしょうか?

    ここで優等生の子は、
    ・そうですね!僕達がもっときちんとやります。
    ・僕達がクラスを纏められるようにします。
    ・先生の言う通りです!
    というのでしょうけど…。

    洗脳をうけてない、「オカシイ」と判断できるお友達らで逆に安心しました。

    先生が頓珍漢なことを真面目に言ったことで吹っ切れ爆笑しながら話してくれました。
    深刻にならない、撥ね退ける子達でよかったです。
    真面目に捉えていたら病みます。

    内容はホット過ぎてちょっと躊躇しているので、またいつかにしますが、せめて人間関係の学びはちゃんとやってほしいです。
    もう、めちゃくちゃです。

    残念ですが、まともな先生がどんどん減ってきます。

    返信
  2. よしよしよし

    こんばんは
    久しぶりに家庭学習の参考にとサイト訪ねてみました
    公教育の崩壊とは大胆なタイトルですが、小学生のころから不登校、中学校では倍増、とりあえず高校受験するけど日数足らずに通信制へ転校 そんな子が増えてる気がします 子どもたちも不登校を特別なことと考えてないようです
    原因なく不登校が増えてます 無理していくところではないと考える人が多いようです もちろん特性で集団では難しい子も一定数いるようです 家に篭っているだけの生活は心配なので、学校でなくてもどこか居場所が見つけられらばいいですけどね
    義務教育は集団生活の場で、学校でしか学べないこともたくさんあると思います 公立であらば多様性もまなべるかと 勉強ももちろん大切ですが、集団に身を置くことはそれ以上に大切だと思います
    不登校の増加は家庭教育の低下、身勝手な保護者いや多様な保護者が増えてることも要因ではないでしょうか 
    お嬢様が楽しく通学できてるようでうれしく思います
    我が子小5は担任と合いません(;_;)
    取り止めもなく書いてしまいました

    返信
    1. 打たれる管理人 投稿作成者

      よしよしよしさん コメントありがとうございます。

      >集団に身を置くことはそれ以上に大切
      おっしゃる通りです。
      だからこそ、安易に通信制と選んでほしくないと思います。
      通信制高校→通信制大学
      とか。
      登校日があるとかありましたが、その仕組みで人との関わり方がそれで学べるならいいです。
      そうでなければ、違うんじゃないかなって思ってます。

      通信制高校への転校も多く、同級生で辞めた子達の大半がこの前ニュースにも話題になってた〇高のようです。
      バイトしてお金稼いでいるみたいです。
      この子達はまだ外との繋がりがあるのでその点では安心ですが。

      娘のことありがとうございます。
      もう中学には戻りたくないと言ってますね。
      離れてみると、何が問題だったのか、冷静に判断できるようです。

      多様性という言葉はプラスの意味で使われることが多いですが、私もどちらかと言うと、ネガティブな面もあるのではと思ってます。

      うちの末っ子も小5の時の担任の先生と合いませんでした。
      大金持ちの開業医のお子さんの肩を持つ担任でしたね。
      (小4の時は、苦情が凄くて、その当時の担任が毎日?家に学校の様子を電話していたと、子供が言ってたようです。)

      3月まで平穏に過ごせますように。
      何もないなら、必要最低限で関わりは済みますもんね。

      返信