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前回は、中3数学の学力テストの結果が驚愕だった話を書きました。
基礎が抜け落ちてる子が大半であることがバレてしまった結果でした。
今までみたことのないようなグラフでしたが、話題になってないのかなあ。
文科省が淡々とまとめた資料を読んだ方から、要は『落ちこぼれの分析』というコメントには納得です。
学校(=文科省)も責任があるよって話を書いていきたいと思います。
先生方はどう思ってるのか?授業参観でも生徒の主体性をアピール。
今でもよく覚えてますが、うちの大学1年生は小4まではベテランの先生。
小5は教員2年目の若い先生でした。
ベテラン先生には、とてもよくしてくださいました。
うちの子は何か障がいでもあるのか?と悩む時もありましたが、大学受験が終わった本人に聞いてみると、「俺はただ落ち着きがなかっただけだ。」って言われた時には、膝から崩れ落ちそうになりましたね。
小3のベテラン先生は、「〇〇くんが朝登校した後の行動観察をするのが楽しみです」って言われたレベルでした。
中2までは育てにくくて苦労しました。
今は受験の反動で楽しみまくってたせいで金欠病に。
バイト増やすらしいです…。
この金銭感覚はT大卒夫が昔のことまで持ち出して、「〇〇に性格が似た。」って言ってくるので勘弁してほしいですね(怒)。
小4の先生までは、温かい目で見守っていただき、時には厳しくご指導していただいたので、とても感謝しています。
今振り返ってみると、指導には愛情があったなあって思います。
ま、このような先生は、もう世の中はNG出されるかもしれませんね。
中学の先生は一部の先生を除き”当たり”でした。
今、その先生方が末っ子の教科担任と被ってたりします。ラッキーだねえ。
話を戻すと、小5の授業参観は今でもはっきりと覚えてます。
ずっと前列窓側のところで立ってるだけで、最後に少し話をして終わりでした。
今から8年前の話です。
衝撃的でしたね。
今では、珍しくもなんともない、いたって普通の授業スタイルかもしれません。
1.グループで話し合う
2.結果をまとめる
3.グループ毎で発表する
先生の能力は一切見えない、画期的な授業スタイルだと感心したくらいです。
子ども達が主体的に学ぶ姿がみえ、表面的な部分しかみえない保護者からは、「うちの子が(発表形式で)発言している」って好評です。
グループワークの功罪
公立小・中はグループワークが大好きですね。
ここからはグループワークの功罪について列挙していきます。
1.基礎学力は家でやるしかない。
文科省主催の学力テストの結果でも分かるように、もう学校で基礎学力をつける時間はありません。
ご家庭できちんとやってくださいって話です。
中学になると、英数(理・社)は予習ありきで進みます。
基礎は分かってること前提ですね。浮いた時間は大好きグループワークの時間に?
チャッピーに指示して図を書いてもらおうとしましたが、3回指示して回数制限に引っかかり断念。
私の指示がイマイチですね。
文科省が生徒の自主性や思考・判断・表現力にウエートを置くため、基礎学習に時間を割くことは難しくなってきてます。
英語なんて特に分かりやすい。
担任:「英検2級は凄いですね。」
打たれる管理人:「いえ、文法は抜けがあるので、授業でしっかり身につけてもらいたいです。」
担任:「今は、文法はあまり学校ではやらなくなってるんですよ…」
打たれる管理人:「そうなんですね…」
家庭(外注)で基礎学力をつけていくしかありません。
2.出来る子が出来ない子を教える。
グループワークの醍醐味。
数学の先生:「この問題、どうやって解くか?席離れて話し合ってもいいです」
授業参観でもよく見る光景ですね。
末っ子が3人で数学の問題をどうやって解くか?話をしている間に気づきがあったようで、それを話したところを先生に聞かれてたそうです。
そして、当てられたのは、、、聞いてた子の1名!
全部末っ子の意見を自分の意見のように喋って、クラスからは、「おーーー」って言われたそうです。
なんだそりゃ。
もう一人の子が、「あの意見って〇〇(=末っ子)が気づいた解き方だよね?」って言ったら、「ごめん。」って。
ちなみに、普通このパターンの場合は、
「〇〇くんの意見なのですが、、、」って前置きを言うのがマナーだそうです。
前の授業で話し合って、当日の授業で意見を言った子が欠席だった場合もあるから、かなり気をつけるって言ってました。
人の意見を堂々と言って、おーーーって歓声浴びるってどんな気持ちなんだろう?って家で話してました。
国語の先生:「この文章はどういう意味なのか?自分がまとめたことをグループで意見を出し合ってください。」
数学に続いて国語です。何となくこの先が読めると思います…。
自分でまとめられなかった子は、グループで出た意見を聞いて、そのまま自分の意見としてタブレットに打ち込む~!!!
自分で出来ない子は、末っ子ともう一人の子の意見を掛け合わせた内容をシレっと打ち込んだそうです。
とあるキーワードはもう一人の子が出したらしく、末っ子からするといい意見だなって感心した意見までパクったことに、容赦ないなあってビックリしたそうです。
ちなみに、7月と9月の話(涙)。
グループワークって、パクられるの前提だそうです。
こんな話を家で聞くと、前に更新した操り人形親子(成功談)の子を思い出します。
話し合って提出したものについては、内申には入ってないそうです。
そりゃそうだ。
3.勉強が苦手な子も得意な子もインクルーシブ教育。
末っ子が小3の時のベテラン先生。
授業参観でこんなことをやってくれました。
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1.計算プリントを配って計算させる
2.出来たら挙手をする。
3.先生が名前とタイムを黒板に書く
—
末っ子はうろ覚えですが、2番目に挙手。
1番目は公文の子だったような。
クラスの半分くらい名前が挙がってストップしましたが、これには驚きました。
今、こんなことをやったら、名前が挙がらなかった親からクレームが入るでしょう。
グループワークは自然と得意な子が苦手な子を教える仕組みになってます。
総論
最近は、総合型選抜等の流行りからなのか?
基礎力やテストの点よりもふわっとしたものが重要だーーーって、堂々と公言するのには笑っちゃいますね。
だったら、テスト前に末っ子の所に来て、末っ子がテスト前に最終確認しているものを「見せて」って言ったり、人の意見をパクって自分の意見のように書くのはないよ(怒)。
基礎学力がなくても進級できます。
なんなら、大学卒の学歴まで手に入れることができます。
ピラミッドの土台を作らず、(子供が考えず親が考えたもので)主体性、思考、表現力が重要だーーーって勝負しても、周りにはスカスカなのがバレて躓くはずです。
正直、今の教育はこの点を助長しているしか思えないです。
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